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こんの英子

市民が活動しやすい公民館に  
こんの英子議員の一般質問

日本共産党議員団主催の市政懇談会の中で、市民の方から公民館の備品について、DVDプレーヤーなど備品を充実してほしいとの声が寄せられました。今回、公民館の備品について一般質問しました。
 こんの議員は、備品についてどのようなものがあるのか、また、市民からはどのような要望があるのか聞きました。
 教育総務部長は「備品は机、いす、マイク、ピアノ、卓球台、印刷機などで、要望については、机やいすを新しくしてほしい。新たに電子ピアノを購入してほしい等がある」と答えました。
 同議員は、この間、公民館の使用料の改定で市民への負担が増えたが中々設備や備品の更新はしてもらえないとの声を紹介しました。市民が上映会をおこないたいときにDVDプレーヤーやプロジェクターが設置されていない公民館もあるとのことで、設置状況について聞きました。
 同部長は「新しい施設には、プロジェクターやアンプ等が備え付けの部屋等もある。しかし、すべての施設において、プロジェクターやDVDプレーヤーが備わっている状況ではない」と答えました。

公民館の備品の充実を

 こんの議員は、市民が自主的に活動するうえで市内の公民館ごとに施設や備品で差がつくことは望ましくないと指摘し、予算を確保し計画的に備品を更新していくことを提案し、市民や団体などが上映会を企画した場合、公民館ではどのような対応ができるのかただしました。
 教育総務部長は「映像機器を使用したいという公民館利用者の状況を聞いたので、今後できるだけ、設備や備品の整備に努めていく。また、当面は、他館から備品を借りる調整をする、機器の使い方をアドバイスするなど臨機応変に対応していく」と答えました。
 市は、平成26年4月の使用料改正の際、激変緩和として使用料が3割減額されていました。しかしながら今後3年間で段階的に緩和措置を廃止していきます。市民が利用しづらい施設になってしまいます。
 他の自治体では、条例により使用料を無料にしているところもあります。社会教育施設の役割としては、社会教育法に「すべての国民があらゆる機会、あらゆる場所を利用して、自ら実際生活に即する文化的教養を高め得るような環境を醸成するように努めなければならない」とあります。今後も、市民のために身近な公民館が果たす役割は大きいと考えます。
 公民館は憲法普及に貢献

 今年は、日本国憲法・教育基本法施行70年の年にあたります。当時、憲法普及に果たした公民館の役割は大きなものがありました。 新憲法公布の目的を達成するため、全国各町村に新憲法精神普及講座を委嘱開設して、国民に対してその精神の解明浸透を計ると共に、新憲法の精神を日常生活に具現するための恒久的施設として、公民館の設置を促進し、活動を積極的に助成することとなりました。
 戦前の教育勅語を中心とする天皇制教学体制と侵略戦争への深い反省から戦後教育改革が出発したのです。

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