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活動ニュース

デマンド交通見直し・交通政策審議会

デマンド交通かわまるの実証実験と運賃割引キャンペーンの結果が報告されました。実施の背景は、市民から他区域の病院に行きたいなど、区域を超えた移動を望む声が多く、令和3年度実施のアンケートでも、半数の利用者が希望し、議会からも実施の意見が出されていました。  期間は今年1月6日~3月17日。各区域に共通乗降場(乗継ポイント)を設置し、そこで車両を乗り換えて他区域へ移動します。運賃は、高齢者600円、一般1000円。共通乗降場は、ヤオコー川越南古谷店、ヤオコー山田店、マミーマート生鮮市場TOPの3カ所です。結果は、利用回数11回、延利用者数16人、実利用人数は8人。乗継ポイントを利用すると通常25分のところ79分かかること、乗継ポイントへの送迎等に時間を要し目的地まで時間がかかる結果になりました。タクシー事業者へのヒアリングでは、「各地区1台で行うこと自体無理があった」「利便性が上がるほどタクシー事業には脅威」などの意見がありました。予約成功率は5・4%と低く、1台の運行では、ポイントで乗り換えてる方法は、効果的・効率的な運行とは言い難い。今後の運行方針案は、「区域を乗り継ぐ運行」の導入の可否や効果的・効率的な運行で利便性と収支率の向上、運行日・運行時間、予約の運用など審議会で議論を進めていくとしています。委員からは、「地区以外の病院などへは、公共交通と併せてデマンドを活用してもらうのが良いのでは」など意見が出されました。  1回250円の割引キャンペーンは、幅広い層に利用してもらうために実施でした。キャンペーンに対する意見は、「知らなかった」「機会がなかった」「安いと助かる」などでした。こんの英子委員が、土日等でのキャンペーンだったが、平日の検討はと聞くと市は、「平日は利用者が多くあり現在は考えていない」との回答でした。利用しやすい公共交通に向け、ぜひご意見をお寄せください。

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