市政を振り返る シリーズ① 川口ともこ議員の決算質疑
今回よりシリーズで決算を交えながら川合市政を振り返ります。 川合善明市長が就任した16年前は、米国発の金融不安が世界中に広がり株式市場が大暴落し、派遣労働者の大量雇止めによる雇用不安が起こった年でした。その2008年度と2023年度の一般会計決算を比較すると、歳入は986億円から1322億円と336億円増え、歳出は同年度比較で957億円から1269億円へ312億円増えています。人口は16年間で約2万に増加し35万人となっています。 積立基金は約58億円増えましたが、借金である地方債も52億円増。市長就任後に都市計画税減税の廃止の影響で16億円増えていますが、景気の影響を受けやすい法人税は国の税率改定で18億円の減収です。2014年と2019年の消費税増税により地方消費税交付金は56億円増えました。この間、度重なる国民健康保険税や介護保険料、後期高齢者医療保険の値上げ、医療費負担の引き上げによって、個人所得が減少し、物価高騰が家計を直撃しており市民生活がより厳しくなってきていることがうかがえます。(つづく)