子どもが安心できる学校や居場所を 池浜あけみ議員の一般質問
全国の不登校児童生徒は40万人を超えるとされ、川越市内では、コロナ前の2017年度から昨年度では小学生173名→391名、中学生319名→550名と2倍前後へと急増しています。今年3月に「子どもの発達科学研究所」が発表した子供・保護者・教員への調査報告によると、不登校のきっかけは「不安・抑うつ・宿題の提出、学業不振、制服・給食・行事などへの不適応」などが挙げられています。
市では、面接相談で児童生徒や保護者の支援を行い、校内学習室、教育支援室でそれぞれ自分のペースで学習できる安心の居場所つくりに取り組んでいますが、スタッフの数などはまだ十分ではありません。
池浜議員が学校を安心できる場にする方策を聞くと「宿題や学業の内容や量の調整、制服・給食・行事について本人や家族と相談し柔軟に対応」などと市は答弁しました。
子どもたちが校則や同調圧力、自己責任間にしばられず、安心な学校や居場所の今後についてどう考えるのか聞くと、教育長は「児童生徒が互いの良さを知り、認め合う、寛容で共感的な学級づくりが重要。どの子にも開かれた人生があり、校内学習室や教育支援室が安心していられるいられる場所となるようにし、いつでも悩みや不安を相談できる環境整備に努める」と答えました。