旧西清掃センター解体工事議案
川口ともこ議員が質疑
西清掃センターは、昭和53年10月から稼働し老朽化のため、平成22年3月末に閉鎖していました。
今回の入札は、はじめて解体工事に施工者の技術点を評価する総合評価制度を導入し、戸田・初雁・三光の三社共同企業体(JV)と13憶4913万円(税込)で契約する内容です。
川口議員は、解体工事に今回の契約方法を採用した理由を聞くと、環境部長は「ダイオキシンの除染など施工能力の高い者や企業の社会性が必要となる。これらの評価を落札前に評価でき、より安全な施工が確保できるため採用した。三社JVの理由には市内業者育成並びに工事の受注機会をふやすことを勘案した」と答弁。一方、総合評価は入札手続きの事務量増大で多くの時間を要することや工事金額が拡大するといわれています。
主な工事内訳は、仮設工事を含む上屋解体工事に約4億1千万円、煙突解体は、1憶2千万円、設備は6千万円、ダイオキシン類アスベスト除去に3億3千万円山留めなどの仮設工事に1億9千万円、地下構造物解体に3億9千万円と答弁。
金額と工期の妥当性は
近隣市類似施設の解体金額との比較を聞くと、八王子市は1?当たり約290万円、1?当たり約12万円。越谷市含む東埼玉資源環境組合は、1?当たり約350万円、1?当たり約11万円。旧西清掃センターは、1?当たり約460万円、1?当たり約19万円と答弁。
旧西清掃センターには銅線や鉄などの有価物があります。同議員は、他市の仕様書では有価物を試算しその金額を差引いて工事金額を軽減しますが、今回は元請業者が後で市の歳入に入れることから、工事金額から引かれていません。そのことから、再資源化が業者任せになるのではないかとただしました。
同部長は、産業廃棄物(のちに有価物)の運搬や処分を委託する際には、マニフェスト制度に基づき適正に処理する。有価物も適正に管理できるよう指導監督を徹底すると答えました。
工期が約30か月となり請負金額も増大することから、工期設定の状況を聞きました。労働者の週休2日制の導入があること。コンサルタント業者と協議調整を行ったと答えました。