新斎場の運営、基金の設置など上程
市長任期最後の市議会はじまる
市長任期最後となる市議会定例会が11月30日開会しました。
開会冒頭に、市内中学生傷害事件に係る訴訟の経過について市政報告が行われ、かきた有一議員が質疑しました。平成24年に発生した当該事件は、同学年の生徒3名から暴行を受けた生徒が現在まで意識不明となっている。生徒と親権者から、市と加害生徒、親権者に連帯して約4億円の損害賠償を求める訴訟が起きている。裁判所からの和解協議が成立せず、4回の口頭弁論を経て12月22日に判決が言い渡されると報告された。
同議員が裁判での市の主張を質すと、学校教育部長は「教員らの安全配慮義務を怠ったとする過失の有無及びその範囲を明確にするよう求めている」、事件の全容について「一人の生徒の人生が奪われた重大な傷害事件であり、その背景にいじめがあると認識している」と考えを示しました。
判決の内容によっては、市議会も何らかの議決を迫られる可能性があることから、議会への報告の経緯などについて民進党議員、無所属議員から質疑があり、答弁に不明確な点があることから議会は空転しました。 教育委員会、両副市長、市長間の情報伝達の報告の経過を栗原副市長が説明し、不十分な点があったことについて謝罪しました。
さらに、川口ともこ議員が3月4日から11月17日まで議会に報告がなかったとしてただすと市長は、9月29日に判決言い渡しが決定して以降の報告が遅れたことについて謝罪しました。
その後、19件の議案が上程されました。5日から議案質疑が行われます。日本共産党議員団は各議案に質疑を予定しています。