「七曲り」由緒を記した案内設置へ「武家屋敷・永島家住宅」角地に
三久保町に残る武家屋敷「永島家住宅」(市指定文化財)は川越で現存する唯一の武家屋敷で、中級武士の史跡では関東圏内でもごくわずかと言われています。 このあたり一帯はかつて武家屋敷が多く、同住宅の南・西側一帯は「七曲り」と呼ばれていて、川越城への敵の侵入を防ぐため、鈎の手、丁字路など折れ曲がったり、突き当たったりしている細い道路が入り組んだ区域です。
本山修一議員が平成23年12月市議会で、「七曲り」という由緒来歴を記した案内看板をこの区域に設置するよう求め、当時の副市長が設置を検討すると答えていました。
3月市議会、文化教育常任委員会で本山議員が案内表示設置についてただしたところ、文化財保護課長は現在「七曲り」に関して調査をしていて、新年度、永島家住宅の角地に七曲りの由緒などを記した案内を設置していくと答えました。 武家屋敷・永島家住宅は毎月第3土曜日、午前9時から午後4時まで同庭園が無料で一般公開されています。建物内部は老朽化のため入れませんが、庭から内部の様子を見ることができます。