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小畔川周辺の環境と利活用
かきた有一議員の一般質問 

 小畔川周辺には今や稀少種となったメダカが生息し、カワセミなども見られます。また、河川周辺を散歩する方も多く、自然環境の保全と整備に関する課題があります。3月市議会でかきた有一議員は、「小畔川周辺の環境と利活用について」一般質問しました。
 小畔川にかかわる事業は埼玉県の「水辺再生100プラン」事業などにかかわる事業が実施されており、護岸や堤防の改修に関する事業が3件、河道浚渫に関する事業が6件おこなわれています。平成23年度から24年度にかけて、吉田地内の両岸約745mの河川敷に遊歩道を整備、河道内のコンクリート構造物を改修し、水生植物を生育をうながすような整備等が実施されています。
 小畔川に関する市民要望の把握について問うと、市は、平成17年度に八幡橋から精進場橋までの小畔川左岸側堤防敷の舗装に関する要望、平成19年度には笠幡地内の南小畔川の浚渫に関する要望、平成24年度には小畔川河川敷の散策路等の整備、桜の植樹に関する要望の合計4件がある。市から所管の河川管理者へ要望するなどで2件は実施済みと答えました。

希少な動植物も生息

 かきた議員は、小畔川には稀少種に指定されているメダカなど、貴重な動植物も確認されていることを指摘し、環境調査の状況を問いました。市では河川の水生生物調査を毎年河川を変えながら実施、一つの河川では4〜5年に一度実施されており、小畔川では平成21年11月に吉田橋付近で19種の魚類が確認されるなどしています。今後の予定を問うと、市は吉田橋付近の調査を25年度に実施する予定と答えました。

市の計画を整備に反映するように

 川越市緑の基本計画等で小畔川は「ふれあいの水辺づくり」を重点として位置づけられ、市民が自然とふれあう水辺として、保全・活用するとされています。かきた議員は、小畔川は東武東上線を挟んで南側を県が、北側を国が管理しているが、市の計画が反映された整備になっているのか疑問があるとして、国や県の河川事業に市の計画や考え方を反映させる機会を持つよう提案しました。市は、計画や市民要望が整備事業へ反映されることで、環境配慮などの効果がさらに高まると考える。「水辺再生事業」の推進に向けて、国や県に働きかけると答えました。

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