不登校児の相談
スチューデント・サポーター
小学生を育てる母親から不登校の相談があり、市役所で学校教育部長やリベーラ室長が相談に応じ川越市の支援体制について説明しました。
川越市の不登校児童・生徒の昨年度の状況は、小学生が22人、中学生224人。理由は、学校生活や家庭生活、病気など本人に起因する場合があります。現在市では、教育センター分室(リベーラ)での面接・電話相談に加えて、平成16年度より「いきいき登校サポートプラン」を策定し4つの支援をおこなっています。
具体的には、?教育センター分室への臨床心理士の配置、?さわやか相談員の配置、?学生による不登校児童生徒支援事業、?川越市いじめ・不登校対策検討委員会となっています。
なかでも不登校児童生徒支援事業(スチューデントサポーター)は、児童生徒の年齢に近い学生がかかわることで児童生徒が心を開き、不安や悩みについて相談することで学校復帰に繋がるなど成果が報告されています。
この事業は市と東京国際大学が連携して、人間社会学部で福祉や心理を学ぶ学生がスチューデントサポーターとして活動しています。市では、学校へ派遣だけでなく家庭訪問も行なわれているということです。お母さんから「利用してみたい」との質問に、市は学校に相談するか、直接東京国際大学臨床心理センターに相談をと説明しています。お母さんからは、「市役所に行き、直接教育委員会の部長に具体的な話が聞けてとても参考になりました」と感想が寄せられています。ひとりで悩まず相談ください。(市議会議員川口 ともこ)