(仮称)森林公園計画事業について
こんの英子議員の一般質問
3月議会でこんの英子議員は、(仮称)森林公園計画事業について一般質問を行いました。
森林公園の計画地域は、
南文化会館(ジョイフル)南側に面する高階と福原にまたがる地区にあります。美しい雑木林が広がる樹林帯の形態が残っています。同計画の策定の経過は、昭和54年の「緑のマスタープラン」が計画され、昭和58年には川越市総合計画に位置づけられました。平成元年に(仮称)川越市森林公園基本構想、平成2年度には基本計画を策定しました。
平成15年度、環境保全に配慮した現計画になりました。
用地取得の経過と現状
こんの議員は、高階地区は、一人当たりの公園面積が0・8?と大変少ない状況です。この間、共産党の提案により散策路の「森のさんぽみち」が整備され用地取得が進められましたが、その後の経過と利用状況について聞きました。
都市計画部長は、用地取得については、相続が発生し、買取り申し出があった時には、川越市土地開発公社により取得する。現在計画区域面積約40ヘクタールの18・9%にあたる7万5457?を取得し、公有地の有効活用を図るため、一部を「武蔵野ふれあいの森」としてベンチや案内板等を整備し、平成18年度に南文化会館西側に駐車場を整備、19年度には、自己処理型トイレを設置するなど利用しやすい環境整備を行っている。利用状況は、市主催の平地林をテーマとした講座や近隣小学校の自然学習、環境保全団体主催による自然観察会等で利用されていると答弁しました。
樹木のネームプレート設置を提案
同議員は、以前オオタカなどの希少生物や希少動植物が生息していることが確認されて、自然学習や散策など多くの市民に利用されている。川越市にとって大切な緑を保全していくため、この森林公園計画を今後どのように進めていくのか。また、市民の利用を促進するために、散策しながら学ぶことができる樹木のネームプレートや子どもたちが遊べる遊具の設置を提案しました。
健康遊具設置可能
都市計画部長は、貴重な雑木林を保全しつつ実現可能な計画とするため、都市公園という手法にこだわらず、各種緑地保全制度の活用も視野に入れ、地権者の意向も聴きながら検討する。 遊具については、散策しながら利用できる健康遊具などは設置可能と答弁。樹木のネームプレートは、子どもの環境学習に有意義であり今後、「武蔵野ふれあいの森」や「森のさんぽ道」周辺への設置を検討していくと答弁しました。