九月二十五日に閉会した九月議会で日本共産党の佐藤けいし議員は、次のような一般質問をしました。
一.災害に強い街づくりについて
(1)水害対策について
(2)地震対策について
二.「川越市観光協会」のあり方について
佐藤議員は水害対策についての項目で、ここ十一年は川越市は大きな災害もなく安心してくらしてきた。平成十年八月二十八日、高階地域を中心に不老川、新河岸川があふれ大水害を経験した。当時、時間七〇ミリが二時間降り、私も三日間家に帰らず市と協力して対策に追われたと語り、今年、一時間当たりの雨量五〇ミリ以上を観測したところは国内では何ヶ所あるのかとたずねたところ市当局は、発生件数が多いため主なものは、中国・九州北部豪雨で防府市で七十二・六ミリ、福岡市博多区で一一六ミリ、壱岐市一一一ミリ、岩国市で六十七ミリ、台風九号により兵庫県佐用町で八十九ミリ、伊豆市で七十六ミリ、八月七日飯能市では一一〇ミリと答えました。
佐藤議員は、六〇ミリ以上降雨の時の市内での被害地域、床下・床上浸水被害の状況の想定を早急にするべきだと提案。
市当局は、全国各地でゲリラ豪雨などにより水害が多発している。市においても被害の恐れが充分あるので、国・県・建設部・上下水道局とも協議し被害想定の策定について検討していきたいと答えました。
川崎橋は平成二十二年に完成
新河岸川激特事業として県が工事している川崎橋(南古谷)は、平成二十二年度に完成する予定です。
この橋が完成すると高階地域の寺尾などの水害が緩和されます。