九月市議会で日本共産党の佐藤けいし議員は地震対策について一般質問をしました。
佐藤議員は、震度六強の地震が発生した場合、市内ではどのような被害が想定されるのかと問いただしたところ、市当局は直下型地震では、全壊四千九百六十六棟、半壊一万八千八十五棟、死者八百八十人、重傷者七百七十二人、軽傷者一万四千九百十二人と予測していて甚大な被害を想定していると答えました。
仮設用住宅の確保を
佐藤議員は、全国で起きている大きな地震の経験では、仮設用住宅を建設しているが、住宅用地を各地域に今から確保する必要があるのではないかと問いただしたところ、市当局は、菅間地内公共用地・市民グランド・笠幡公園の三ケ所は予定しているが、被災地区の住宅の生活圏を考慮した場所などを検討していきたいと答えました。
要援護者に対する避難対策は
佐藤議員は一人住まいのお年寄りや障害者家庭などを援助する対策はどうなっているのかとの問いに市当局は現在、福祉部で「災害時要援護者リスト」をつくっており避難支援計画づくりに着手したいと答えました。
休日・夜間の職員動員体制は
佐藤議員は、かねてから提案していた休日・夜間などの市職員の動員体制はどう検討されたのかと問いただしたところ、市当局は、「大規模地震発生場所における職員初動マニュアル」をつくり、出張所や公民館など自宅から近くの避難場所へ直接参集することにしていますと答えました。