月吉西市営住宅に住む方から「この団地はいつ建替えられるのか？もう、床は一部で抜け落ち壁もたわんでいる。２年前床の補修をお願いしたときに予算少なく待ってほしいと言われた」という声を紹介。市の小規模工事修理修繕登録制度を活用し建設労働者の仕事確保と地域活性化のためにこの月吉西市営住宅の改修が一気に進められたときもありましたが、いまだに修理してもらえず日常の生活に支障をきたす入居者の状況を直接調査し９月議会の一般質問で取り上げました。


市で最も古い市営住宅

　はじめに、市内で最も古い市営住宅はどこか質問。建設部長は、最も古い市営住宅は、昭和40年築の月吉西団地と答弁し45年が経過していることがわかりました。
　川口市議は、「市長にこの住宅を一度見に行っていただきたい」と申し上げ月吉団地の建替え計画について伺いました。同部長は、新たな建替え計画として市営住宅岸町３丁目団地に隣接する敷地に市営住宅を建設し、月吉町団地の一部入居者に移転をお願いし、その後、月吉町団地の建替えを行う計画としておりますと答弁しました。

建設費用は10億円

　月吉西団地に１００戸の市営住宅を建設すると建設費用は、約10億円。１００戸の平均家賃収入は年間３千万円なので、建設費の半分を国の交付金であとの半分を家賃収入とした場合、16年で建設費用が賄えます。川口市議は、３年前の市営住宅建設を求める会が「月吉町市営住宅の建てかえに関する要望署名」（１５３４筆）の声を紹介。貧困と格差の広がりの中で市営住宅の需要も伸びているので、老朽化した月吉西市営住宅の建替え計画を求めました。