五月十二日から十四日、文教常任委員会の行政視察がおこなわれました。
視察内容は、@学校開放(文化開放)事業、社会学級について(函館市)Aスクール児童館について(室蘭市)Bアシスタント・ティーチャー事業について(恵庭市)。
函館市では、放課後や休日に市内小中学校の特別教室を市民の文化活動や趣味の活動に開放しています。三十万ほどの市民に対して公民館が四つと、市民活動の場所が不足している状況が背景にありました。一方学校側では、子どもを巻き込んだ事件などもあり、受け入れに難色を示していたようです。また、学校の活動時間外の利用となるため、管理上の問題もあります。こうした問題に対して、特別教室が集中し、間仕切りのシャッターが設置されている学校を選んで進め、管理については学校開放管理員を一名配置(シルバー人材センターに業務委託)するなどして開放開始に至ったとのことでした。
説明をしてくれた担当者からは、学校側にも負担をかけず、市民にはなるべく使いやすくとの思いが感じられました。現場を見て、携わる人から直接話をきくと、細かな背景や人たちの思いが見えてきます。あらためて、現地へ赴く大切さを実感しました。