十二日、市議会の一般質問でかきた有一議員は、『学校給食における諸問題について(1)学校給食費について』と題して一般質問しました。
今議会では、下水道料金の値上げや健康長寿奨励金を節目支給にする条例案が提案されています。これに加えて市は、学校給食費を値上げするとしています。
深刻な経済危機のなかで、このように負担増が続くことは市民の暮らしをますます困難にします。
かきた議員は、市の学校給食の問題点、改定の検討経過を質問。市は、食材の急激な価格上昇により、現行の給食費では賄いきれない。二十年度はお楽しみ献立の中止や、まぜご飯を白米にする、給食を年二回減らすなどの対応をした。検討は、学校給食センター運営委員会を母体とした「学校給食検討懇話会」でおこなった。また、市内の小中学校の保護者にアンケート調査を実施し参考にしたと答えました。
子育ての経済負担重い
かきた議員は、「日本は世界の中でも教育費の負担が多い国。子育てにかかる経済的な負担は重く、さらに、急激な物価高など経済的な問題が直接教育現場に直接跳ね返るのは問題」と指摘。全国を見ると給食費を無料にしたり軽減する自治体もある。また、就学援助を拡充し負担が増える人を救う手立てなども検討するべきとただしました。
負担軽減策は示さず
市は、母子家庭など対象となる家庭には就学援助の利用などの案内につとめると答えましたが、公費での補助や就学援助拡充については言及しませんでした。
また、意見公募で反対が多数となった場合には値上げをやめるのかとの問いには、保護者からの意見は聞いているとして反対多数の場合どうするかも示しませんでした。
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