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池浜あけみ

保育の充実のために
池浜あけみ議員の一般質問

池浜あけみ議員は来年4月に改正となる保育指針・教育要綱に共通に示された「幼児期に育ってほしい姿」を聞きました。
 こども未来部長は、健康な心と体・自立心・協調性・道徳性や規範意識の芽生え・社会生活との関わりなど考慮すると答えました
 この指針・要領は、乳幼児期のこどもに、自分を主張するより保育者が教えた「善・悪」に従わせ、小学校入学への準備に偏り、国旗・国歌に親しむなど愛国心を強いるような表現も入っている、慎重にあつかうべきと池浜議員は述べました。
 市内の延長保育の状況を聞きました。30分〜3時間でおこなわれており、公立、民間とも保育士が保育に当たっているが、短時間勤務の保育資格のない臨時保育職員がそのまま保育の補助をすることはあるとの答弁でした。
 
臨時と正規保育士の処遇は

 0歳児から就学前まで継続的に安心して通える保育所の整備が必要であり、そのためにも保育士処遇の改善は緊急課題です。現在の正規と臨時保育士について、採用後1年目と15年目を比較して給与、賃金、それぞれの賞与の基準はどうなのか聞きました。
 総務部長は、正規の保育士の短大卒の給料月額は1年目は約16万2千円、15年目で29万7千円。臨時保育士の賃金月額は1年目で約17万円、15年目では約19万3千円と答えました。さらに年間の賞与では、正規は4・3月分、臨時は2・4月分。格差が大きくなるばかりです。
 経験を積んだ臨時保育士と若い正規保育士との給与の逆転をどう考えるのかただしました。  
 同部長は、正規の保育士は長期的な職務遂行能力の向上を図り、将来より困難な保育業務や責任有る職につかねばならない点において、臨時保育士との処遇に差が生じると答えました。

 子どもに安心の保育を

 担任の保育士が病休となり、代わりに複数のパート保育士が細切れで担任となることをどうみるか聞きました。(ちなみに正規保育士の病休は90日、臨時は2日です) 
 こども未来部長は待機保育士の空きが無い場合は短時間勤務の保育士で保育に支障が無いように努めていると答えました。
 臨時保育士の退職状況をきくと、同部長は28年度末に25名、そのうち他市や民間保育所に就職したものは17名と答えました
 臨時も正規に準ずる処遇の自治体もあります。市内の臨時保育士は、「こどもは大切な宝。やりがいを感じる仕事だが、病休も少なく何年働いても生活は苦しい。人手不足で充分な保育ができない。若い人を育てても他へ行ってしまい大変残念。」と訴えます。
 池浜議員は市は保育をどういう方向にしようと考えているのか尋ねました。
 市長は、保育園は保育だけでなく孤立しがちな親子を温かく受け入れる施設として期待される。地域の子育ての力の向上にも貢献すべき。子育ての楽しさやよろこびを実感できるまちを目指したいと答えました。

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