路上喫煙禁止区域の見直し
池浜あけみ議員の一般質問
路上喫煙禁止区域については、川越市役所から菓子屋横丁の通りを北端に、本川越駅周辺、川越駅周辺とそれらを結ぶ人通りの多い道路が路上喫煙禁止地区と定められています。ところが禁止区域から一歩横道に入ったとたん、たばこに火をつけ、吸い殻をポイ捨てされ困るという住民の声から、池浜議員は路上喫煙をとりあげました。
平成19年に施行された路上喫煙防止に関する条例の効果を聞きました。
環境部長は「週に2〜3回の巡回啓発をしており、5年前より注意数は半減し効果は表れている」と答えました。
禁止区域に設置されている指定喫煙場所について、設置した理由と、現在の状況、維持管理について聞きました。
同部長は「現在、公共交通機関は原則禁煙。路上喫煙禁止区域内の駅やバスターミナル付近に喫煙所を作ることで喫煙者のマナーを確保し、吸い殻ごみの散乱を防止するため」「指定喫煙場所は川越駅の東・西口、本川越蔵のまち口周辺の3か所。屋外に囲いなどせず吸い殻入れを設置している。業務委託により1日2回、毎日吸い殻入れを清掃している」と答えました。
指定喫煙所の改善を
吸い殻入れはあっても、空気に壁はありません。池浜議員は、3方面に囲いを設置するなどの改善を考えないのか聞きました。
同部長は「通行や景観を妨げず、視界の確保など安全上の配慮も必要。他市を参考に検討する」と答えました。
肺がん、脳卒中などを引き起こす受動喫煙(室内)も取りざたされる中、同議員は、健康や町の景観など、新しい視点を取り入れ「禁煙地区」を広げるべきではないかとただしました。
環境部長は「東京五輪開催に向け、国は屋内外の喫煙場所について検討している。その動向を注視し禁止区域や指定喫煙場所の在り方について総合的に検討する」と答えました。
喫煙や副流煙による健康被害は明らかであり、改善が急がれます。